「まずは1,000万円を貯める」。
この目標は、多くの人にとって「経済的自由」への第一歩です。FIREを目指す人も、そうでない人も、ここを越えるかどうかが、その後の選択肢に大きな違いをもたらします。
本記事では、私が社会人になってから約3〜4年で1,000万円を貯めた実体験をもとに、「なぜ最初の1,000万円が重要なのか」「どうやって貯めたのか」「今これから目指す人へのアドバイス」をお届けします。
なぜ最初の1,000万円が重要なのか?
「人生の選択肢」を手に入れる
1,000万円あれば、生活費の3年分をまかなえます。
これはつまり「働かなくても3年生きられる」状態です。
転職や資格取得、起業、投資…やりたいことに挑戦するための「選択肢の自由」を手に入れられます。
FIRE志向者にとっての通過点
FIREを目指す方にとっても、1,000万円は重要な節目です。
資産を増やす力(=家計管理・投資・節約・収入アップ)を自分で身につけるプロセスそのものが、FIREへの道といえます。
精神的な余裕が生まれる
「いざとなれば使えるお金がある」という事実は、何よりの安心材料です。
職場の人間関係に悩んだときも、環境を変えるための力になります。
将来への備えにもなる
住宅購入、教育費、親の介護、自分の医療費…。
将来のライフイベントに備えるうえでも、1,000万円の貯蓄は大きな支えになります。
私が1,000万円を貯めた年齢と期間
大学卒業後すぐに貯蓄を開始し、25〜26歳頃には1,000万円に到達しました。
期間としては約3〜4年。
勤務先の寮に住み、平日は7:00〜21:00まで仕事。使う暇がないほど働いていたことも、お金が貯まりやすい環境でした。
どうやって貯めたのか?具体的な習慣と仕組み
固定費を徹底的に下げる
- 寮生活(家賃・食費込みで月4〜5万円)
- 車なし
- 保険(生命保険・医療保険・貯蓄型)は一切加入せず
- 生活水準は学生時代と変えない(※関連記事:生活水準を上げないことが重要)
惰性の飲み会は断る
新入社員時代、平日毎日飲み会がありました。
最初は付き合っていましたが、説教ばかりでつまらず、お金も体力も消耗。
ある日、先輩に「毎日来るか、二度と来ないかどっちかにしろ」と言われ、「二度と来ません」と宣言(笑)。
3,000円×15日=45,000円/月 年間で54万円
結果的にこれが最大の節約になりました。
お金がかからない休日の過ごし方
公園・観光地を歩くなど、交通費と軽い食事代程度のアクティブな過ごし方を実践。
ストレスな仕事環境だったのか、緑に囲まれた公園で過ごすのが好きでした。公園にお弁当・お菓子を合わせても1,000円程度です。
家計簿で「見える化」
- 社会人1年目から家計簿をスタート
- 最初は紙、その後はPCソフト「マム」で管理
- 毎週末に記録をつける習慣化
- 支出の多かった「交際費」を可視化し、コントロール
(※関連記事:家計簿を活用する方法)
ボーナスは全額貯金
ボーナスに頼らない生活設計。
その分、ボーナスはまるごと貯金に回すことで資産形成スピードを加速。
パートナーとの価値観の一致
衣食住やレジャーなどに対する金銭感覚が合わなければ、片方がいくら節約しても意味がありません。
私は幸い、価値観の合うパートナーに恵まれていました。
節約+収入アップの両輪
お金は「貯める」だけでは限界があります。
私の場合は忙しさゆえに残業代が多く、若手のうちは昇給スピードも速かったため、収入増加分はそのまま貯金できました。
これから最初の1,000万円を目指す人へ
家計管理と節約での1,000万円達成は、地味ですが再現性の高い方法です。
ここをクリアできる人は、その先の3,000万円、5,000万円、1億円、FIREも見えてきます。
逆に言えば、ここをクリアできなければ、大きな資産形成は難しいともいえます。
まずは、1,000万円を「当たり前に」貯められるような力を身につけましょう。
あとがき:最初の1,000万円は「人生の土台」
お金が貯まることで、人生の見え方が変わります。
自由に動ける。焦らなくていい。
だからこそ、最初の1,000万円には大きな価値があります。
「本気で人生を変えたい」と思ったら、まずはここを目指してみてください。
自由になるためのお金の話
このブログでは、「サラリーマンからでも経済的自由を目指せる」方法を、実体験とともに発信しています。
▼noteでもFIREに関する実体験を連載中です。
👉 noteアカウントはこちら
コメント