はじめに:「お金がある」ことは、人生の選択肢が増えるということ
FIRE(経済的自立・早期リタイア)や自由なライフスタイルに憧れる人が増えるなかで、
最初にぶつかるのは「お金の不安」です。
でも、逆に言えば——
ある程度の貯金があるだけで、人生は格段に自由になります。
その基準となるのが「まずは1,000万円」。
この金額を目指す理由と、達成のために必要な考え方や行動を、実体験をもとにお話しします。
なぜ“1,000万円”なのか?その理由と効果
✔ 精神的な安定が得られる
- いざというときに仕事を辞めても、2〜3年は生活できる
- 「嫌なら辞めても大丈夫」という心の余裕が持てる
- 転職・学び直し・起業など、新しい選択肢に挑戦できる
私は実際に1,000万円を貯めたことで、「会社にしがみつかなくてもいい」と思えるようになり、
気持ちに大きな余裕が生まれました。
✔ 投資のベース資金になる
1,000万円を年利5%で運用できれば、年間50万円(月4万円程度)の不労所得が得られます。
それだけで、毎月の固定費の一部をまかなうことができ、家計のストレスも減ります。
✔ 貯蓄習慣の完成形になる
この金額を貯める過程で、自然と「支出管理」「生活水準の抑制」「予算思考」が身につきます。
つまり、1,000万円を貯められる人は、将来的に資産を築ける人になれるのです。
具体的にどう貯める?私が実践していたこと
私は社会人3年半で1,000万円以上を貯めることができました。
副業や大きな臨時収入があったわけではありません。
ポイントは、支出管理の徹底と生活水準を上げないことでした。
✅ 1. 寮・社宅を最大限活用
住居費は家計の中でもっとも大きな固定費です。
私は会社の寮に住んでいたため、家賃は月数万円で済みました。
これは貯蓄スピードにおいて非常に大きなメリットでした。
✅ 2. ボーナスは「なかったこと」にする
ボーナスが入ると使いたくなりますが、私は全額を貯蓄・投資に回すと決めていました。
予算に入れていなければ、そもそも使わないので無駄遣いが発生しません。
✅ 3. 生活水準を上げない
学生時代と同じような生活スタイルを続けました。
- コンビニやカフェには寄らない
- 飲み会は最低限
- 外食・デリバリーより自炊
- 衣服や雑貨も必要最小限
お金を使うこと=人生の満足ではない、という考え方が習慣になっていました。
✅ 4. 家計簿で“お金の地図”を作る
毎週日曜に、手書きや家計簿ソフトで支出を振り返る習慣がありました。
これは「何に使っているか?」「必要な支出か?」を考える訓練にもなります。
詳しくはこちら:
👉 社会人1年目から家計簿をどう活用してきたか
「使うのは後、まずは貯める」という逆転の発想
「欲しいものがあるからお金を稼ぐ」
ではなく「貯めてから、それに見合うものを選ぶ」という考え方が、FIREや自由な生活の本質です。
我慢ではありません。
自分の人生を選べる力を高めていく戦略なのです。
1,000万円が難しい人へ:目標はライフスタイルに合わせてOK
私は1,000万円を基準にしていましたが、
人によっては500万円、あるいは300万円でも「数ヶ月暮らせる安心」は得られます。
大切なのは、「自分に合った生活防衛資金」を持つこと。
そして、支出を見える化して生活設計をすることです。
まとめ|まずは「1,000万円」、それが人生を変える一歩になる
- お金があると、選択肢と安心が増える
- 支出管理と貯蓄習慣を先に作る
- 生活水準を維持して収入を資産に変える
- 自由を得るには、まずは“守り”が大切
コメント