共働き家庭でFIREを目指す!お金を増やす家計管理のコツ

FIRE生活を設計する

共働き家庭でFIREを目指すのは、賢い選択です。世帯収入が高い共働き家庭は、家計管理を工夫することで、資産形成を加速させ、FIREをぐっと身近にすることができます。

この記事では、共働き家庭ならではのお金の特徴から、家計管理の方法、そして実際にFIREを目指すための具体的なステップまでを解説します。

共働き家庭のお金の特徴:メリットと落とし穴

共働き家庭には、FIREを目指す上で大きなメリットがあります。

  • 収入が増え、FIREへの道が短くなる: 世帯収入が安定して高いため、貯蓄や投資に回せる金額が大きくなります。これは、FIRE達成までの時間を大幅に短縮できる最大の強みです。
  • 景気変動やリストラに強い: 夫婦で2つの収入源があるため、どちらか一方に何かあっても家計全体が破綻するリスクを分散できます。

しかし、収入が多いからといって油断は禁物です。

  • 「パワーカップル」の支出増: 収入が多いと、つい生活レベルを上げてしまいがちです。
    高級マンションの購入、子どもの習い事への多額な投資(小学校受験・中学校受験塾、英語学習など)、さらには時間をお金で買うための外食、お惣菜、高機能家電への出費も増えがちです。
  • 老後資金への勘違い: 2人分の年金があるから安心だと思いがちですが、ライフスタイルによってはそれだけでは不十分な場合もあります。しっかり計画を立てることが重要です。

収入が多いことは間違いなくFIREへの追い風になります。大切なのは、その強みを活かしつつ、無駄な支出をコントロールする仕組みを作ることです。


あなたに合うのは?3つの家計管理スタイル

共働き家庭の家計管理には、大きく分けて3つの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを理解して、あなたの家庭に合った方法を見つけましょう。

スタイル① 共有口座に生活費を入金する「共有口座型」

それぞれの収入額に応じて、決まった額を共有口座に入れ、生活費をまかなう方法です。

メリット

  • 公平感がある: 収入に応じた負担になるため、不公平感が少ないです。
  • 個人の自由度が高い: 共有口座に入金した分以外は、個人の裁量で自由に使えます。

デメリット

  • 貯蓄の進捗が見えにくい: 相手の口座がブラックボックスになりがちです。お互いが「相手が貯めているだろう」と思い込み、気づけば世帯全体の貯蓄が進んでいなかった、というケースも少なくありません。
  • 計画が立てにくい: 個人の裁量が大きいため、計画性のない支出が増えやすく、家計全体での目標達成が難しくなることがあります。

スタイル② 支出項目で担当を分ける「役割分担型」

夫が「住宅費・光熱費」、妻が「食費・教育費」のように、支出項目ごとに担当を決める方法です。

メリット

  • 負担が明確で分かりやすい: 誰が何にお金を払うのかがはっきりします。

デメリット

  • 項目ごとの負担額に偏りが出やすい: 担当する項目によって負担額に差が出やすく、不公平感につながることがあります。
  • 家計全体の把握が難しい: それぞれが管理するため、世帯全体の支出状況が見えにくくなります。

スタイル③ 収入を一本化する「お財布一体型」

夫婦の収入をすべて一つの口座に集約し、そこから支出と貯蓄を管理する方法です。

メリット

  • 全体像を把握しやすい: 収入と支出、貯蓄のすべてが可視化されるため、家計管理が最も効率的になります。
  • 無駄遣いが減りやすい: 計画的な支出になるため、浪費を防ぎやすいです。

デメリット

  • お小遣い制が窮屈に感じる: 自由にお金が使えないことにストレスを感じる人もいます。
  • 働くモチベーション低下: 収入が増えても自由になるお金が増えないため、「頑張って昇進しても意味がない」とモチベーションが下がる可能性があります。

貯蓄を最大化するための仕組みづくり

家計管理の方法を選んだら、いよいよFIREに向けた仕組みづくりです。

ステップ1:人生設計と目標を夫婦で話し合う

まず、「なぜFIREを目指すのか」「いつまでに、いくら貯めたいのか」を夫婦でしっかり話し合い、目標を共有することが最も重要です。ゴールがないまま家計管理を始めても、途中で迷走したり、意見の対立が生まれたりする原因になります。

ステップ2:家計全体の収入・支出を把握する

目標を共有したら、家計全体のお金の流れを把握しましょう。家計簿アプリなどを活用して、何にいくら使っているのかを可視化することが資産形成の第一歩です。ここを疎かにすると、長期的な計画は立てられません。

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社会人1年目から家計簿なんて早すぎる?|実はFIREへの第一歩だった話


我が家のケースをご紹介

最後に、あくまで一例として、我が家の家計管理方法をご紹介します。

我が家では当初、スタイル①の「共有口座型」でした。しかし、毎月の共有口座への入金が面倒だったり、家計簿が複数に分かれて管理が煩雑だったため、現在の方法に落ち着きました。

現在は、私が世帯の家計をすべて管理(支出・貯蓄)し、妻の給与は自由に使ってもらっています。

この方法を選んだ理由

  • 家計全体の把握がしやすい: 私がまとめて管理することで、全体像を簡単に把握できます。
  • 妻の働く意欲を尊重: 妻の収入は自由に使ってもらうことで、プライベートな買い物を楽しんだり、働くモチベーションを維持してもらっています。

ただし、お互いのプライベートな支出内容には干渉しません。その代わり、月に一度、銀行口座の残高を確認し、貯蓄率に問題がないかをチェックしています。


いかがでしたでしょうか?

共働き家庭の家計管理に正解はありません。大切なのは、夫婦で価値観を共有し、お互いが納得できる方法を見つけることです。ぜひこの記事を参考に、あなたらしいFIREへの第一歩を踏み出してください。

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