【実例】地味だけど確実に数千万円貯まった家計管理術|共働き夫婦がFIREを達成した方法

FIRE生活を設計する

はじめに|年収が増えても「お金が貯まらない」あなたへ

「もっと収入が増えれば、お金の悩みはなくなるはず」

そう思っていた時期が、私にもありました。しかし、年収が上がっても使い方が変わらなければ、お金は自然には貯まりません。

私は、特別な節約術やハイリスクな投資商品に頼ることなく、地道な家計管理を10年以上続けることで、毎年数百万円の余剰資金を生み出してきました。その結果、派手さはないものの、着実に資産を増やし、**FIRE(経済的自立)**にも到達できました。

この記事では、共働きで子育て中の我が家が実践してきた、「誰でも真似できる家計管理術」をすべてご紹介します。


ライフステージ別|家計支出10年間のリアルな変化

家計管理は「今の収支」だけを見ていては不十分です。年齢や家族構成によって、支出の内容は大きく変わるからです。

  • 独身時代(年間支出:約300万円): 趣味や交際費に多くを使い、ゴルフ、旅行、飲み会などを楽しんでいました。
  • 子ども1人時代(年間支出:約350万円): 保育料が加わり支出は増えました。しかし、週末は子どもと過ごす時間が増えたため、趣味・外食・交際費は自然と減少しました。
  • 子ども2人+住宅購入後(年間支出:約450万円): 住宅ローンと保育料が大きな固定費に。それでも、収入増と家計管理で十分カバー可能でした。

「生活の質=支出額ではない」という視点を持つことが、お金に振り回されない家計を作る鍵です。


10年以上家計簿を続けたから見えた「お金の全体像」

私は10年以上、家計簿を欠かさず続けています。

その結果、自分が何にどれだけ使っているかが明確になり、次のようなメリットを感じています。

  • 支出の増減の理由が数字でわかる
  • 削るべき出費と残すべき出費を客観的に判断できる
  • 無駄遣いを「感覚」ではなく「数字」で把握できる

ズボラでも続く!家計簿の簡単なつけ方とカテゴリ例

家計簿は難しく考える必要はありません。大切なのは「続けること」です。私が実践しているシンプルな方法をご紹介します。

  • 自動で記録できるアプリを活用: 銀行口座、クレジットカード、電子マネーと連携できる「マネーフォワードME」や「Zaim」がおすすめです。手入力の手間が省け、記録漏れも防げます。
  • 月1回だけ集計する: 毎日細かくチェックする必要はありません。月末にまとめて支出を振り返るだけで十分です。
  • ざっくりとしたカテゴリ分け: 細かすぎると挫折の原因になります。「食費」「住宅費」「教育費」など、大きな分類で俯瞰するのがポイントです。

<具体的な支出カテゴリ例>

  • 固定費: 住宅費、光熱費、通信費、保険料
  • 変動費: 食費、交通費、教育費、趣味・娯楽、交際費、その他雑費

「我慢ばかり」では続かない!メリハリのあるお金の使い方

家計管理は、無理な我慢を強いるものではありません。私は「その時期にしかできない経験」には、惜しまずお金を使ってきました。

  • 子どもが生まれる前は、旅行やゴルフを月1ペースで楽しむ
  • 子どもが小さいうちは、家族旅行やレジャーにお金をかける

一方で、ゴルフバッグは宅配せず自分で運ぶといった「小さな節約」も忘れませんでした。

ポイントは、使うべきところには使い、不要な出費は迷わず削ること。このメリハリが、ストレスなく家計管理を続ける秘訣です。


【即効性あり】満足度を下げない固定費削減の具体例

最初に取り組むべきは、満足度を下げずにできる固定費の削減です。一度見直せば効果がずっと続くため、貯蓄効率が一気に上がります。

  • スマホ代: 大手キャリアから格安SIM(楽天モバイル、IIJmioなど)に乗り換えれば、年間数万円〜数十万円の削減も可能です。
  • 固定回線: プラン見直しや、ホームルーターへの変更で、年間1〜2万円の節約になることも。
  • 保険料: 高額療養費制度や貯蓄がある場合、必要以上に高額な医療保険は不要なケースも。必要最低限の掛け捨て保険に見直すだけで、年間数万円が浮きます。
  • サブスク: 見ていない動画配信サービスや、使っていないアプリなど、無駄なサブスクがないか定期的にチェックしましょう。

まとめ|地道な家計管理がFIREへの一番の近道

10年以上、毎年数百万円の余剰資金を生み出し続けた結果、私たちはFIREを達成できました。

この経験から、「お金は一発逆転ではなく、地道な積み重ねで確実に増えていく」ということを強く実感しています。

まとめると、

  • 家計簿で支出を「数字」で把握する
  • 固定費削減で貯まる仕組みを作る
  • 必要な経験にはお金を使い、不要な出費は削る

まずは「1年だけでも家計簿を続けてみる」という小さな一歩から始めてみませんか?その地道な一歩が、数年後の大きな資産へと繋がるはずです。

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