【2025年版】新NISAで迷わない!「つみたて投資」と「成長投資」の違いと選び方

投資で増やす

1. 新NISAは「2階建て構造」から「一本化」へ

2024年から始まった「新しいNISA(少額投資非課税制度)」では、これまでの「一般NISA」「つみたてNISA」という2つの制度が一本化され、1人あたり生涯1,800万円まで非課税で投資できる制度として生まれ変わりました。

従来の制度と新NISAの違いは、以下の表のとおりです。

項目旧NISA(〜2023年)新NISA(2024年〜)
制度の種類一般NISA・つみたてNISA(選択制)新NISA(統一制度)
年間非課税投資枠一般:120万円
つみたて:40万円
つみたて投資枠:120万円
成長投資枠:240万円
非課税保有期間一般:5年
つみたて:20年
無期限(売却後に再利用可)
生涯投資上限一般:約600万円
つみたて:約800万円
1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
商品の選択自由 or 金融庁基準に沿った商品枠によって商品制限あり

ポイント

  • 枠ごとに対象商品が異なる
  • 年間非課税枠が大幅拡大
  • 非課税保有期間が無期限に

2. つみたて投資枠と成長投資枠の違い

新NISAには、以下の2つの投資枠が用意されています。

  • つみたて投資枠(年間上限120万円)
  • 成長投資枠(年間上限240万円)

この2つの違いは、対象となる商品や投資方法にあります。

比較項目つみたて投資枠成長投資枠
年間投資上限120万円240万円
投資対象商品金融庁が定めた基準を満たす投資信託・ETFのみ上場株式、ETF、REIT、公募株式投信など(広範囲)
投資方法積立形式が必須(月次・週次など)スポット購入・積立どちらも可能
商品の特徴長期・積立・分散に適した設計(毎月分配型などは除外)自由度が高く、株式投資やアクティブ投信も選択可
投資初心者向けか◎ はい△ 経験者向き(選択肢が多く難易度高め)

つみたて投資枠の特徴

  • 金融庁が選定した“長期保有向けの優良ファンド”のみ
  • 毎月分配型や高コスト商品は除外
  • 初心者でも安心して始められる

成長投資枠の特徴

  • 個別株、ETF、REIT、アクティブ投信など選択肢が広い
  • 商品知識や分析力が必要

3. どちらを選ぶべきか?【違いと選び方の結論】

私の結論はシンプルです。

投資枠に関係なく、インデックス投資をベースに堅実に運用するのが最適

一部では「成長投資枠は攻める投資に使うべき」という意見もありますが、私はそれには懐疑的です。

なぜなら、アクティブファンドの大半はインデックスファンドに勝てていないという実績があるからです。プロでさえ市場に勝ち続けるのは困難なのに、個人が勝てる可能性はさらに低いと考えるのが自然です。

そのため、私は つみたて投資枠・成長投資枠のどちらでも、同じ戦略=インデックス投資を用いています。

具体的には、以下のような方針をとっています:

  • コストが低いインデックスファンドを選ぶ
  • 全世界または先進国に広く分散された商品を重視
  • 毎月積立をコツコツ継続する

投資枠の違いで商品選びやリスクの取り方を変える必要はありません。投資の本質は「長期・分散・積立」にあり、枠の呼び方に振り回されるべきではないというのが私の考えです。

4. 投資経験別の活用例(2025年版)

  • 投資初心者
     → まずは「つみたて投資枠」をインデックスファンドで埋める
  • 中級者以上
     → 成長投資枠もインデックスファンド中心にしつつ、一部で高配当ETFを検討

5. 私のおすすめ商品

最後に、実際に私がNISAで運用している投資信託をご紹介します。すべてインデックス型ファンドで、信託報酬が低く、分散が効いた商品です。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
  • eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

いずれも、長期保有・低コスト・分散投資の観点で非常に優れた商品です。

とくに「どれを選べばよいかわからない」という方には、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をおすすめしています。1本で世界中の株式に分散投資でき、信託報酬も最安クラス、初心者でも管理しやすいのが特徴です。


まとめ

  • 新NISAは制度が一本化され、非課税枠が拡大
  • 枠の違いに関係なく、長期・分散・低コストが投資の基本
  • インデックスファンドを軸にコツコツ積み立てれば、制度の恩恵を最大限に活かせる

私自身もコツコツと積立を続けています。
「長期・分散・低コスト」の原則を守れば、NISAの制度は非常に心強い味方になってくれるでしょう。

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記事内容は筆者の実体験・調査に基づき、公平な視点で執筆しています。

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