「NISAの中で何を買えばいいの?」という疑問にお答えします。
NISAは「利益が非課税になるお得な制度」ですが、何を買うかによって成果は大きく変わります。制度を使いこなすには、「中身(=投資信託の選び方)」がカギになります。
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1. NISAは“ただの箱”。大事なのは中身
NISAという制度そのものは、いわば「非課税の箱」です。
でもその箱に、成長しない資産を入れても意味がありません。
利益が出る“中身”を選ぶことが、非課税メリットを最大化するためのポイントです。
2. インデックス投資 vs アクティブ投資 〜どっちを選ぶ?〜
投資信託には大きく分けて2種類あります。
- インデックス投資信託(市場平均に連動)
- アクティブ投資信託(市場平均を上回ることを目指す)
私が重視しているのは「インデックス投資」です。
この考えは、名著『ウォール街のランダム・ウォーカー』(バートン・マルキール著)に深く影響を受けています。
この本から学んだ大事なことは:
- 株価の予測は基本的に不可能
- 市場の情報はすでに価格に織り込まれている
- 多くのアクティブファンドは市場平均に勝てない
- 長期で成功するには「低コストで市場全体に分散投資」するのが合理的
つまり、未来の予測に賭けるのではなく、市場全体に低コストで投資して、長く持ち続ける。これが個人投資家にとって最も現実的な戦略です。
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3. インデックスファンドの選び方【初心者向けチェックポイント】
では、具体的にどんな投資信託を選べばいいのか?
インデックスファンドを前提に、4つの視点で解説します。
(1) 何に投資しているか(=ベンチマーク)
ファンドが連動する指数(ベンチマーク)をチェックしましょう。
地域や市場によって違いがあります:
- 日本株式:TOPIX、日経225
- 先進国株式:MSCIコクサイ、FTSE先進国
- 全世界株式:MSCI ACWI、FTSEグローバル・オールキャップ
- 米国株式:S&P500、NASDAQ100、ダウ平均
- 新興国株式:MSCIエマージング・マーケット
まずは「どの地域に投資したいか」を考えるのが第一歩です。
(2) 信託報酬(コスト)
コストは投資信託のパフォーマンスに大きく影響します。
インデックスファンドの場合、信託報酬は0.15%程度が目安。
購入時手数料もゼロが基本です。
長期投資では、コストの差が将来の資産額を大きく左右します。
(3) 純資産総額
ファンドが小さすぎると、途中で繰上償還(=強制終了)されるリスクがあります。
安心の目安は「純資産総額100億円以上」。
資産規模が大きいほど、運用も安定します。
(4) 運用会社の信頼性
人気のシリーズは安定性も高く、投資初心者におすすめです。
- eMAXIS Slimシリーズ(三菱UFJアセット)
- SBI・Vシリーズ(SBIアセット)
- 楽天・全米株式インデックスファンド
どれも低コストで、運用実績も十分です。
4. マネまるが選んでいる投資信託を公開!
私自身は、以下のインデックスファンドを組み合わせて投資しています。
投資地域 | ファンド名 |
---|---|
日本株式 | eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) |
先進国株式 | ニッセイ外国株式インデックス、eMAXIS Slim 先進国株式(除く日本) |
新興国株式 | eMAXIS Slim 新興国株式インデックス |
全世界株式 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
特におすすめは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」。
- これ1本で先進国・新興国に分散投資できる
- 各国の比率も自動で調整してくれる
- コストは常に最安水準
- 管理がとにかく楽!
もし家族や友人に「NISAでどれ買えばいい?」と聞かれたら、迷わずこれをすすめています。
5. NISAで“やってはいけない投信”にも注意!
以下のような投資信託は、NISAとは相性が悪いので避けましょう。
- 毎月分配型:利益が再投資されず、複利効果が得られにくい
- 手数料が高すぎる商品:非課税でもコストが利益を削ってしまう
- テーマファンド:一時的なブームに乗る商品。高リターンに見えても持続性に欠ける
- 過去リターンだけで選ぶ:期間の切り取り方で印象操作されていることも
まとめ:NISAは中身が命。選ぶ力が未来を変える
NISAは素晴らしい制度ですが、「どの投資信託を選ぶか」で結果が大きく変わります。
中身の選び方を知っておけば、NISAを通じて資産形成の土台が築けます。
迷ったときは、「低コスト×分散×長期」の3原則を思い出してください。
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