はじめに|NISA vs iDeCo、迷ったらNISAが正解
投資を始めようとすると、「NISAとiDeCo、どっちから始めるべき?」という疑問にぶつかる人は多いですよね。制度が複雑そうで、一歩踏み出せない方もいるかもしれません。
でも、安心してください。結論から言うと、ほとんどの人はNISAを優先すべきです。
その理由は、「いつでも使えるお金」であることと、「非課税メリットの大きさ」にあります。
この記事では、NISAとiDeCoの違いをシンプルに整理し、私がNISAを優先してきた実体験も交えながら、なぜNISAが圧倒的に有利なのかを解説します。これを読めば、もう迷うことなく、あなたの資産形成をスタートできますよ。
徹底比較! NISAとiDeCoの決定的な違い
まずは、両制度の基本的な違いを下の表で確認しましょう。
項目 | NISA | iDeCo |
---|---|---|
非課税枠 | 生涯1,800万円 (成長投資枠1,200万円+つみたて枠600万円) | 月2万円〜6.8万円 (職業により上限変動) |
引き出し | いつでも可能 | 原則60歳まで引き出せない |
税制メリット | 運用益がすべて非課税 | 掛金が全額所得控除/運用益非課税 |
受け取り時の課税 | なし | 退職金・年金として課税あり |
👉 iDeCoの詳細は勤務先の年金担当やiDeCoの公式サイトを確認するのがおすすめです。
なぜNISAを優先すべきなのか?3つの理由
NISAが初心者にとって最適な理由は、以下の3つに集約されます。
- 理由1:お金の自由度が高い
NISAで積み立てたお金は、必要なときにいつでも引き出すことができます。転職や住宅購入、子どもの教育費など、人生にはまとまったお金が必要になる場面が多々あります。そうしたライフイベントに対応できる「流動性の高さ」は、iDeCoにはない大きなメリットです。 - 理由2:非課税メリットが大きい
NISAは、生涯で最大1,800万円もの投資元本から得られる運用益がすべて非課税です。
iDeCoも運用益は非課税ですが、受け取り時に「退職所得」や「公的年金等」として課税される可能性があります。NISAは出口での課税リスクを考える必要がないため、シンプルに非課税の恩恵を最大限に受けられます。 - 理由3:投資できる金額が大きい
新NISAは年間最大360万円、生涯で1,800万円と、iDeCoよりも圧倒的に大きな非課税枠があります。この枠を最大限に活用すれば、iDeCoを使わなくても老後資金を十分に準備することが可能です。
👉 老後資金への備え方については、別記事もご参考にしてください。日本の年金制度の仕組みと老後資金の備え方|FIRE視点で解説
iDeCoはどんな人が活用すべき?
NISAを優先すべきとは言え、以下のような人はiDeCoも併用することで、より効率的な資産形成が目指せます。
- NISAの非課税枠をすでにフル活用している人
- 所得税率が高く、所得控除のメリットを最大限に享受したい人
- 「60歳まで引き出せない」ことを、確実な老後資金準備のための強制力として活用したい人
iDeCoは、特に高所得者にとって、掛金が全額所得控除になることが大きな魅力です。ただし、所得控除で減税できた分が、受け取り時の課税で相殺されてしまうケースもあるため、注意が必要です。
NISAもiDeCoも「投資の箱」、中身が最も重要
どちらの制度を使うにしても、大切なのは「何に投資するか」です。制度はあくまで「投資の箱」にすぎません。
投資で成果を出すためには、以下の3つの基本原則を守りましょう。
- 長期:数十年という長いスパンで投資を続ける
- 分散:全世界株や先進国株など、幅広い資産に投資する
- 低コスト:信託報酬が低いインデックスファンドを選ぶ
この3つを守ることで、制度の複雑さに惑わされることなく、堅実な資産形成ができます。
私の実体験|NISAから始め、iDeCoは補助的に
私自身も20〜30代の頃は、iDeCoを利用していませんでした。理由は、急な出費でお金が必要になった場合でも対応できるよう、資金の自由度を重視したからです。
40代になり、NISAで十分に資産が形成できた段階で、老後資金のさらなる上乗せとしてiDeCoを活用し始めました。私の結論は、「まずはNISAをメインに、余裕ができたらiDeCoもサブとして利用する」です。
まとめ|迷ったらまずはNISAから始めよう
- NISA:「流動性・非課税メリット」の観点から、初心者や若い世代に最適。
- iDeCo:「所得控除」が魅力だが、原則60歳まで引き出せないため、NISA満額利用者や高所得者の補完策。
まずはNISAで投資に慣れることが、将来の資産形成を大きく左右します。
迷ったら、シンプルにNISAから始めてみましょう。それが、あなたの資産形成への第一歩となるはずです。
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