はじめに|「貯金=安心」ではない時代へ
サラリーマンは税金や社会保険料が重くのしかかり、実は“節税”の余地が限られています。だからこそ、節約をしてしっかり貯金している人も多いと思います。
でも、こう思いませんか?
「これだけ頑張って貯めてるのに、全然お金が増えない…」
実はそれ、当然なのです。なぜなら、預金ではほとんど利息がつかないから。しかも物価は年々上がっています。
お金の価値が下がる時代において、「お金に働いてもらう=投資」が必要な時代になってきました。
インフレが資産を目減りさせる仕組み
たとえば、インフレ率が年2%とすると、10年後にはお金の価値は約20%下がります。つまり、今の100万円で買えるものが、将来は80万円分しか買えないということ。
一方、銀行の普通預金金利は0.2%。これは100万円預けても、10年で利息は約2,000円程度にしかなりません。
頑張って貯めたお金が、ただ黙っているだけで“目減り”していくのです。
経済的自由には「資産所得」が不可欠
私が目指していたのは、「お金の不安から解放される」ことでした。そのためには、給与だけに頼らず、資産から得られる収入=資産所得を育てることが重要です。
資産所得とは:
- 株式や投資信託からの配当
- 不動産からの家賃収入
- インデックス投資の運用益
こういった「お金に働いてもらう仕組み」が、経済的自由をぐっと近づけてくれます。
投資=ギャンブルじゃない|誤解されがちな投資
「投資って怖い」「ギャンブルでしょ?」という人も多いと思います。でも本来の投資は、時間をかけて育てるものです。
国が推奨しているNISAやiDeCoも、長期・分散・積立を基本とした制度です。やみくもに株を売買するのではなく、コツコツ積み立てるだけでOKなのです。
投資が怖い人へ|リスク許容度を見誤らないこと
投資のスタートでよくあるのが、「思ったより値動きが激しくて怖くなる」パターンです。
たとえば、株式や投資信託を買ってからすぐに数%下落したり、1ヶ月で数万円減ったりすることも普通にあります。価格変動の幅が想定より大きく、それだけで怖くなってしまうのです。
実際にお金が減って見えることで、「自分には投資は向いていない」と感じてしまう人もいます。
人は自分のリスク許容度を過信しがちです。頭では「一時的な下落はある」と理解していても、実際に体験すると想像以上に動揺してしまうものです。
ですので、最初は「これぐらいなら大丈夫」と思う金額の5~7割程度に抑えて始めるのがちょうどいいです。
投資の目的は「一発で大金を稼ぐこと」ではなく、「コツコツ積み上げて長期的に資産を育てること」です。
慣れてきたら、徐々に金額を増やしていけばOKです。
投資は“余剰資金”で行うのが鉄則
生活に必要なお金まで投資に回してしまうのは絶対にNGです。まずはしっかりと生活資金の土台=生活防衛資金を確保しておきましょう。
一般的には「生活費の6ヶ月分」、心配な人は「1年分」あると安心です。私は1000万円を貯めてから投資を始めましたが、正直、半年~1年分の生活費があれば十分だと思います。
投資の始め方|小さく始めて、習慣にする
- 生活防衛資金を貯める
- つみたてNISAの仕組みを学ぶ
- 少額でスタート(例:月1万円)
- 毎月コツコツ積立を続ける
証券口座をつくれば、自動積立で手間なく続けられます。楽天証券・SBI証券などが初心者におすすめです。
私の体験談|“お金に働いてもらう”感覚
私も最初は「本当に増えるの?」と半信半疑でした。でも少額から始めて、値動きを見ながら学ぶうちに、お金に働いてもらう感覚がわかってきました。
投資は“放っておける副収入”であり、給与と違って“自分の時間を削らない収入”です。これがあるかどうかで、将来の安心感がまったく変わります。
まとめ|貯金+投資で資産形成を
- 貯金だけでは資産は増えない
- インフレによって実質目減りしていく
- まずは生活防衛資金を確保し、余剰資金で小さく投資スタート
- 投資は「お金に働いてもらう」手段であり、資産所得が将来の安心をつくる
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