「収入が増えたから、少しくらい贅沢してもいいかな」
そう思った瞬間から、経済的自由への距離が少しずつ遠ざかっていくかもしれません。
私はこれまで、年収が上がっても、基本的な生活スタイルを変えずに生きてきました。今回はその理由と実践例を紹介します。
1. 貯蓄の基本は「収入−支出」
貯金を増やす方法はとてもシンプルです。
収入−支出=貯蓄。
収入を一気に増やすのは難しくても、支出を見直すことなら今すぐにでもできます。
支出のコントロールは、人生において「自分で決められる貴重な要素」のひとつなのです。
2. 一度上げた生活レベルは戻せない
生活レベルには「慣れ」があります。
たとえば一度広い家に住むと、狭い家には戻れなくなります。
毎週外食が当たり前になると、家での食事が物足りなく感じるようになります。
これが「生活水準の固定化」です。
生活水準は上げるのは簡単、でも下げるのはとても難しい。
だからこそ、最初から「上げない」という選択が、長期的に見て大きな効果をもたらします。
3. 実体験:年収が上がっても生活費はそのまま
私自身、年収は上がってきましたが、生活レベルはほとんど変えていません。
- 子供が2人いても、40㎡の部屋で暮らしていました
- 車は所有せず、公共交通機関と自転車で移動(8km先の公園にも自転車で!)
- コンビニや自販機は使わず、水筒を持参
- 晩酌しない
- レジャーはお弁当を持参
- 格安SIMを使用
一方で、食材は国産を選ぶなど、「自分にとって価値のあること」にはお金を使うようにしています。
すべてを我慢するのではなく、「何にお金を使うか」を見極めることが大切です。
4. 支出を抑えても、満足感は下がらない
「節約=我慢」と思っていませんか?
実際には、支出を増やさなくても、楽しめる方法はたくさんあります。
- 子供と公園で過ごす時間
- 手作りのお弁当で行くレジャー
- ちょっとした贅沢(例:国産食材)に満足感を感じる
生活の中の「充実」は、お金を使うこととは必ずしもイコールではありません。
5. 貯蓄率が未来を決める
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指す上でカギとなるのが、貯蓄率です。
貯蓄率が高ければ高いほど、FIRE達成までの期間は短くなります。
そして、サラリーマンにとって収入を急激に増やすのは難しくても、支出をコントロールすることは今すぐにでも始められる。
特に効果が大きいのは、住居費・通信費・保険などの固定費です。一度見直せば、継続的に支出を減らすことができます。
6. 生活レベルを保つことが、自由への近道
「今あるもので満足する」
「必要なものと欲しいものを区別する」
「支出を自分で選び取る」
この積み重ねが、やがて大きな資産につながっていきます。
FIREの「4%ルール」では、年間支出の25倍の資産があれば経済的自由に到達できると言われています。
つまり、支出が少なければ少ないほど、早くゴールに到達できるということ。
たとえば、年間支出が300万円の場合、目標資産は7,500万円です。しかし、支出を240万円に抑えられれば、目標資産は6,000万円となり、その差は1,500万円にもなります。支出をコントロールすることで、ゴールまでの道のりを大きく短縮できるのです。
まとめ|生活レベルは「上げない勇気」が未来を変える
支出を抑えることは、我慢ではなく選択の連続です。
そして、選択を繰り返すことで、「本当に必要なもの」が見えてきます。
生活満足度を下げずに、未来を自由にしていく——
その第一歩は、生活レベルを上げないことから始まります。
自由になるためのお金の話
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