「家を買うべきか、借りるべきか」多くの方が一度は悩むテーマです。私は新築の持ち家を数年経験し、現在は賃貸暮らし。その実体験から、両者のメリット・デメリットを肌で感じてきました。今回は、私の視点で「持ち家 vs 賃貸」を深掘りし、後悔しない住まい選びのヒントをお届けします。
持ち家を経験して感じたこと:不動産投資としてのリスク
持ち家は「資産」と見なされがちですが、私は不動産投資の一つと考えています。しかも、数千万円から1億円のローンを組むことになる大きな投資です。
読めない不動産市況と深刻なダメージ
不動産価格は景気や政策、社会情勢で大きく変動します。購入時に好調でも、将来は誰にも読めません。価格が下がれば、ローン残高が物件価格を上回る「含み損」となり、身動きが取れなくなるリスクもあります。
30年後の住まいを想像できますか?
住宅ローンは30年〜35年が一般的ですが、その頃の家はかなり古くなっているはずです。実家を見れば明らか。新築の輝きは失われ、修繕やリフォームも必要になります。「30年後に本当に住み続けたいのか?」という問いは重要です。
賃貸のメリット:圧倒的な柔軟性と自由
ライフステージに合わせて住み替え可能
転勤、結婚、子育て、子どもの独立…人生には変化がつきものです。賃貸なら、必要に応じて気軽に住まいを変えられます。これが、私が賃貸に戻った最大の理由です。
災害リスクへの対応も柔軟
地震や台風など自然災害が増える中で、賃貸は建物の修繕を大家さんに任せられ、住み替えも容易です。
賃貸のデメリットとその解決策
持ち家より家賃が高いケースもある
特に都市部では、持ち家より賃貸の方が支払いが高くなることがありますが、災害・経年・相場変動リスクが価格に含まれていると考えると妥当です。
引っ越し費用がかさむ
引っ越しは気軽ですが、その都度費用が発生します。数年に一度であっても、計画的に準備することが大切です。
老後の住まいが不安?実は選択肢は増えています
- 高齢者向け賃貸住宅:バリアフリー設計や緊急通報システム付き
- サービス付き高齢者向け住宅(サ高住):生活支援付きの賃貸住宅
- UR賃貸住宅:高齢者でも契約しやすい制度あり
- シニア向け分譲マンション:所有+サービスで安心
- 公営住宅:自治体の支援制度あり
まとめ:あなたにとっての「安心」とは?
私は最終的に「賃貸の自由度」を選びましたが、それぞれに合った選択肢があります。大切なのは、住まいに何を求めるのか、どこに安心を感じるのかを明確にすることです。
持ち家か賃貸かは絶対的な正解があるわけではありませんが、
FIREやセミリタイアを目指すなら、「柔軟性の高い賃貸」という選択肢が無難です。
この記事が、あなたのライフプランに合った住まい選びの参考になれば幸いです。
次回予告|自由になるためのお金の話
次回は「ふるさと納税で賢く節約|年間いくらお得になる?」をテーマにお届け予定です。
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